Mum's the word ! 新米ママの独り言。

娘(10歳)と息子(7歳)が寝ている間に、ひっそりと。子育て、知育、読書、音楽、親子の学びや遊び、日々のこと。ピアノと中学受験(2026・2029年)の両立を目指して。アラフォー新米ママの独り言。

【新米ママの読書メモ】読み聞かせは究極の英才教育 ~ 「12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる!」を読んで、わが家の読み聞かせについて再考してみた。

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幼少期の読み聞かせについて書かれている本を見つけたら、片っ端から読んで勉強させていただいています。最近出版された、ランディー由紀子さん (登録者13000人以上の音声付き英語絵本図書館と、親子向け英語教育教材をオンラインで無料提供する英語本.com http://www.eigobon.com/ を主催されていらっしゃいます) のご著書も早速読んでみました。

娘を寝かしつけた後に夢中になって一気に読んだのですが、読後ほとんどのページの端を折っていることに気づきました ^^

自分のアタマにしっかり中身を叩き込んで娘への読み聞かせについて更に改善していくために、出来る範囲でエッセンスをメモしておくことにします。

12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる!

(どんな本?)

0~12歳でどんな本に出会えるかで、将来は変わります!
自分で読めても「読み聞かせ」が大事!
一冊の本を200%学びに活かす「超・読み聞かせ」のコツ
頭と心を同時に育むおすすめ本100冊。

どんな習い事もいりません!
継続した「読み聞かせ」が、学力の土台と「自分で考える力」を養います。

人生・学力・仕事力に活きる「超・読み聞かせ」で身につく7つの力
◎読解力、思考力、判断力、集中力、表現力、共感力、優しさ

 

まずはざっくりとした目次。Chapterの最後にそれぞれコラムもあります。

はじめに

Chapter 1 「読み聞かせ」は頭と心を同時に育む究極の英才教育!

Chapter 2  本を200%学びに活かす「超・読み聞かせ」をやってみよう

Chapter 3  子どもを伸ばす「学び」のしくみ

Chapter 4  親が変われば子どもも変わる

おわりに

頭と心を同時に育む 読み聞かせおすすめ本100冊

 

各章ごとに気になる部分をメモ。 

Chapter 1 「読み聞かせ」は頭と心を同時に育む究極の英才教育!

・家庭での日々の教育の積み重ねが、子どもたちの人生を大きく左右する時代になった。

・本をよく読む子は語彙やものごとの知識が豊富になるだけではなく 文章読解力 自己表現力 思考力 集中力 表現力 共感力 などにおいて抜きんでた能力が自然に培われる。

・できる子の親が「これだけはしていた」こと 

・「超・読み聞かせ(パワーリーディング)」の概要

1「対話型」の読み聞かせをする

2 本をネットワーク型学習に結び付ける

3 読み聞かせを絵本から本へ移行させる

4 読み聞かせを12歳頃まで継続する

5 読み聞かせを毎日の習慣とする

6 一日30分以上の読み聞かせをする

要するに、一日30分以上の読み聞かせをできるだけ長い期間つづければいいということ。毎日数冊の本を対話型で読み聞かせ、ネットワーク型学習を続けることで、様々な成果が得られる。

 

本のレベルが高度になり、読んであげる本が単純な絵本ではなくなった頃には、毎日の音読は親にとっても学びになる。子どもを通して親の世界観も広がる。

親が本気になって続けることが鍵。

 

・読み聞かせは何歳まで?→ 0歳からはじめて、できるだけ長く。大人が「音読」してあげる。早い時期で子どもが自分で本を読み始めても、そこで親が手放さずに読み聞かせを続けられるかがターニングポイント。このとき変わらず読み聞かせを継続することで、その後どんどん成長しても、親の読み聞かせを素直に聞ける習慣づけが容易になるから。

深いレベルの読み聞かせ、高いレベルの音読は、子どもの脳を刺激して、めきめきと子どもの思考力を養っていく。

・大きくなっても「読み聞かせ」をするワケ → 12歳ぐらいまでは読み聞かせを続けたい

本は親子のコミュニケーションツール。ツールをどのように活かし、本を通じて親子のコミュニケーションがはかれるか、イメージ力、思考力を強化し、学びへとつなげていけるかは、親の取り組み方次第。

コミュニケーションを通じて、親は子どもが「何に興味があるのか」「どのような疑問を持ち出したのか」などを理解できるようになる。この一番大切な「子どもを理解する」ということが難解な本の読み聞かせでも楽しめる素地を養うことにつながっていく

・目標は年間1,000冊

・継続するために大切なこと

1 深い理解 読み聞かせの素晴らしさを深く理解している

2 本心から信じている 心の底から読み聞かせの良さを信じている

3 大きなビジョンがある わが子への読み聞かせを通じて、社会に貢献できると感じている。

・読み聞かせの目標

「高い知性と教養を持ち、深い道徳心と思慮深さを身につけ、他者のために尽くせる人間を育てる」

「世界の人とコミュニケーションをし、自分の考えを伝えることができる」

など

 

この章の最後の「英語の絵本の読み聞かせについて」というコラムもとても参考になりました。

 

Chapter 2 本を200%学びに活かす「超・読み聞かせ」をやってみよう

☆本の効果を何倍にもする「対話型」の読み聞かせ(ダイアロジック・リーディング)のコツ

対話型読み聞かせで子どもの興味を引き出す

たくさん質問しながら(タイミング良く!)

・本を一緒に読みながら制約のない会話をする

子どもの興味にそって会話を進める。

同じ本を読むときは、臨機応変に読み聞かせのスタイルをタイミング良く変えると良い。時にはじっくりと絵本に集中することも絵本の良さを味わうためには大切。

・いちばん大事なこと → 読み聞かせの主人公は子ども。今何を欲しているのか、何に興味を持っているか、どうしたらこの子の興味を引き出せるのかということについて常に気を配る。

 

☆興味を体験につなげる「ネットワーク型」読み聞かせのコツ

本を読むだけでなく、知識と体験を実生活の中でリンクさせていくことが「ネットワーク型」読み聞かせ。

賢い子を育てる一番の方法は「学ぶことを好きにさせること」

絵本から派生させていくという方法を上手く活用する

 

・次から次へと芽生える「学びの芽」を見逃さない

子どもが特に小さくてまだ会話にならない頃には、親の説明が子どもを伸ばす秘訣。目に見えるものや、自分がしていることをどんどん実況中継すること。

・学びはいろんなところにある

・「本大好き!」な子にするには

・学校の勉強と家での教育

・読み聞かせは誰のため?

など

 

「図書館での本の選び方」というコラム、「質より量」ということについて詳しく書かれていました。子どもに自由に選ばせ、どんどん借りること。いいものを見ているだけでは幅広い考え方は養われない。雑多なものを見せ、それらを見る子どもを観察し、彼らの中から出てくる思考に耳を傾けること。

 

Chapter 3 子どもを伸ばす「学び」のしくみ

・読み聞かせで強化する!「3つの学習タイプ」 → 子どもが「視覚」「聴覚」「体感覚」のどの感覚を使う傾向にあるのか分析し、それを活かしていく方法。

自分の子どもが主にどのタイプなのか確認したら、もう一歩踏み込んで視覚・聴覚・体感覚のバイパスが上手くつながり、複数の感覚を同時に使える、もしくは使い分けることができるよう導いていくこと。それが出来れば学ぶことはとても簡単になる、包括的に柔軟にものごとを学べる能力を育てることができる。

3つの感覚をバランス良く使いこなせるようになるためには子どもが当てはまるタイプ以外の感覚のトレーニングを意識的に行って強化していけばいい。

その他

・学びに通じる「叱り方」のコツ

・成長につながる「ほめ方」のコツ

など

 

Chapter 4 親が変われば子どもも変わる

親自身の学びについて、子どもの気持ちがわかるようになるために

・大人が子どもになることを学ぶ

・子どものそのままを大切にする

・競争ではなく共有しよう

・幸せな人間を育てるには

ただ子どもの幸せのために → 本を手にしたときに「私はただ、子どもの幸せを願っているんだ」ということを改めて思い出せば、読み聞かせの時間がさらに充実したものになる

など

 

☆巻末のおすすめ絵本リスト 

・はじめての音と色を楽しむ! 0~2歳児向けの絵本(はじめて出会う音や色をめいっぱい楽しめる本を)

・やわらかい頭と心を育む 3~5歳児向けの絵本(いろいろな気持ち・知識との出会いが子どもの世界を無限に広げます)

・「もっと知りたい!」をサポート ドキュメンタリー、かがく絵本&図鑑 (興味・関心をさらに深める本との出会い)合計100冊が紹介されています。

 

… 今日のところはこのあたりで。

育児、そして読み聞かせをはじめて1年ちょいの新米ママにとって、この他にもためになることがたくさん書いてありました。現時点での娘への読み聞かせについて、今まで通りのやり方で大丈夫な部分もあるし、もっと改善していく余地もあることを感じました。折に触れて読み返してみようと思います。

 

わが家の1歳児への読み聞かせについて再考してみた。

この機会にわが家の読み聞かせ(基本的には私が担当していますが、旦那ちゃんもかなり読んでくれています。)について少し振り返ってみました。

今のペースでいけば、年間1000冊はおそらくクリアできると思います。コラムにあった「質より量」という部分はなるほどなぁと心強く感じました。大人の読書にも同じことが言えると思う… 少なくとも私はたくさん読みたい派なので ^^ 娘にも、いろいろなジャンルの絵本をどんどん読んでいきたいです。

ただ読み聞かせるだけではなく、対話型の読み聞かせへと進めていくためにはもう少し工夫が必要かなと思いました。1歳児だから対話できないということはもちろんないわけで…。まだ発語が少なめの娘も、最近は絵本を読みながら本当にいろいろな表情や反応を見せてくれるので、読み聞かせって面白いなぁと思い始めていたところでした。

また、対話というところまではいかずに、親の自分が一方的に読んでいるように感じることもたまにあるけれど、この本にも書かれているように「子どもは聞いていないようでちゃんと聞いている」ということはとてもわかるような気がします。

今まで通り、娘の反応をよく見ながら、そしていろいろな会話をしながら読み聞かせるということはもっと取り入れていきたいです。娘の興味・関心が今どういうものに向かっているのか注意深く見つめながら、体験と実生活とをリンクできるような絵本選びもしていきたいです。

 

そして… 子どもへの読み聞かせや教育がいつの間にか親である「自分のため」になっていないかということは、これからつねに自省する必要がありそう。

まっさらな1歳児にガチで向き合っている今、子どもの気持ちを理解すること、そして子どもの幸せのためにという気持ちを忘れずに、毎日の読み聞かせの時間を大切にしていきたいです。

 

その他「読み聞かせ」について書かれた本の中で特に参考にさせていただいている本など

5歳までに決まる! 才能をグングン引き出す脳の鍛え方 育て方

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方

佐藤さんは幼少期からお子さんにものすごい数の絵本や歌を読み聞かせていたそうです。

▼もうすぐ新刊を出されるようです。息子さんたちのツッコミも満載だとか。それにしても「プロママ」って一体…。

「灘→東大理Ⅲ」3兄弟を育てたプロママが教える 受験は母親が9割!

ザ・ギフティッド 14歳でカナダのトップ大学に合格した天才児の勉強法

翔さんの幼少期に、ご両親が読み聞かせに力を入れていたことが書かれています。

将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!

こちらの本の中でも、子どもが大きくなっても親が読み聞かせを続けることの重要性が書かれています。絵本の「読み方」について書いてあるのもなかなか興味深い。

子どもが夢中になる絵本の読み聞かせ方 (おすすめ絵本リスト85付き)

「絵本の読み聞かせ方」については、こちらも参考になります。

 

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